「竹島水族館 8/15放送」分

8月15日に録画していたカンブリア宮殿を10月17日に見ました。(遅い)

愛知県蒲郡市にある廃館寸前だった「竹島水族館」を立て直した小林龍二館長をゲストに迎えて、小林館長と竹島水族館のこれまでの歩みが紹介されました。

小林館長は小さい時からお魚が大好きで、小中学校の時にはすでに水族館に就職しようと決めていたそうです。

北里大学水産学部を卒業するも、当時は就職氷河期だったこともあり、就職できたのが地元の竹島水族館だったとのこと。

館長が入社されたのは2003年で、2005年にはすでに竹島水族館は廃館の危機に陥っていたそうです。

その後のお話が感動的なのですが、自腹で全国の水族館を見て回り、その豪華さと竹島水族館の貧乏っぷりを目の当たりにして涙したり、しまいには(なにくそ)という気持ちになり、奮起したとおっしゃってました。

当時は勿論館長さんではありませんでしたが、手書きのお魚の紹介プレートを勝手に貼っては先輩に剥がされたり、、それでも毎日毎日貼り続けていくうちに仲間ができていったそうです。

市立水族館で人気のない竹島水族館は「税金の無駄遣い」と言う話になり「指定管理者制度」が採用されたので、小林館長は仲間達と会社を設立して指定管理者として竹島水族館を経営する立場になったそうです。

それだけでも十分凄いな、真似できないなと感心したのですが、その後が凄すぎました。

まずとてもお金がないので水槽に入れる高価なお魚は購入できませんので、水族館で展示するお魚たちは地元の漁師さんから提供される深海魚達だし、お魚紹介のプレートは飼育員の手作りだし、飼育員に毎年決まった予算を渡して自分で水槽を管理させたり、お魚を食べて感想をSNSにアップしたり、気持ち悪いお魚はもっと気持ち悪くなるように展示する(笑)

そして水槽にいれるものはスーパー等で仕入れたブロックだったり、土管だったり、兎に角お金をかけずに面白く展示する発想が素晴らしいのです。

「お金がないなら頭を使え」をモットーにお客様に喜んでいただけるような展示をし、実際にV字回復しました。

ちゃんと生き物に触れるプールもあったりします。

お土産のお菓子も生き物の形をしている箱の中に入っているのですが、それがまたリアルなキモ可愛いもので、愛知は遠いですが思わず行って購入したくなりました(笑)

そしてなんと、今年の10/12にはリニューアルして敷地が広くなったそうです。

凄いなぁ、、日本にはこんなに素晴らしい人がいるんだなぁ

小林館長と、楽しそうに竹島水族館で飼育員している方々に元気を貰いました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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